サポートマニュアル

 時折おいで頂く社会福祉士のお客様が今、「サポートマニュアル」の作成に取り組んでいるそうです。障害があったり所謂社会的弱者の非日常のサポートに取りこぼしのないよう試行錯誤で頭を悩ませているとか。
 以前に住宅のリフォームの会社を経営をしている脊椎損傷の大怪我で車椅子の生活をしている方にお会いしたことがあります。「障害者が10人いれば必要なサポートは10通り、画一的なものでは対応できない。だから重い障害を負って苦しんでいる自分だったら困っている方の気持ちを理解して手伝える」との信念で頑張っていらっしゃいます。確かに普段の状態でもサポートが大変なのに、介助者に弱者の状態を理解してもらうのは大変なことです。聞き取りをするためにマニュアルがあれば便利です。
 先日我が家でも非日常があり、なかなか大変な思いをしました。でも、介護の必要だった父が入退院を繰り返していた時期があったので、それに倣ってお願いは書面にする、どうしても気をつけて欲しいことは箇条書きにして本人の傍に置くなど、それぞれに言わなくても分かるように工夫しました。四六時中傍にいることは出来ないのでかなり心配しましたが、思いのほかスムーズになじめて胸をなでおろしました。
 でも、「私がいなかったらどうしただろう」とも思いました。いくら家族でも必ずサポートすることが出来るわけではありません。毎年更新のあるいろいろな申請書類、どれも忘れたら大変なことになるものばかりです。今回のお話をいい機会と捉え、私も不測の事態に備え社会的弱者の家族のためにサポートマニュアルを準備しておかなければとしみじみしています。
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心の傷

 先日急死したマイケルジャクソンの遺言書のニュースがあり、相続人は子供たちと母親とのことです。幼い頃虐待を受けた父親は外されたとのことに深い心の傷を感じます。
 愛され望まれて生まれてきた筈なのに、何かの歯車が狂って皺寄せが弱者に来てしまう、本来決してあってはならないことですが、たびたび耳にすることです。何の術もない子供にとって家族が全て、どんなに酷い目に遭っても親を慕います。「自分が悪いから親に叱られる」そんなことは絶対にないのに幼いなりに自分を責め続けるそうです。そしてそのことによって受ける心の傷は計り知れず、大人になってからも考え方に影響が出てくることは心痛むことです。
 幼い頃だけでなくどんな時期にも精神的なダメージを受けることがあります。心の傷は目に見えないだけに厄介なもので、分別が付くようになっても持て余すことはしばしば。でも何とかして、無くすことは出来なくても心の奥底にしまいこんで欲しいと思います。そのことを意識することによってその後の人生も前進にブレーキを掛けてしまうことになりかねません。痛手を受けた上に損をしてしまう、そんなダブルパンチはあまりにも切なく思います。
vessel * - * 18:30 * comments(1) * trackbacks(0) * pookmark

見かけも大切

 自分自身がビジュアルをあまり気にしないせいか「人は見かけで判断しちゃいけない」って言い聞かせてそれを実践してここまで来ました。誰でも沢山の引き出しを持っていて思いがけないことを教えて頂いたり決して間違ってはいないと確信していました。
 今日それが音を立ててガラガラ崩れ落ちました。とあるところ、椅子に腰を下ろし何気なく隣を見たらTシャツにハーフパンツをだらしなく着て髪はボサボサその上世の中の辛さを一身に背負ったかのような顰め面、傍にいるだけで不幸が伝染しそうな30代半ばくらいの女性がいました。見た瞬間に思わず席を移動しようとしましたが生憎他に空席はありません。仕方がないのでなるべく見ないようにして本を読んでいました。順番が来て担当に方が件の彼女に話しかけ、聞くとはなしに聞いていたら、周りの人を不愉快にさせるような口調と言葉遣い、全然関係ないのに胸が悪くなりました。どんなことがあったのか分かりませんがあの口元からは文句しか発せられないように感じます。
 体型や美醜は仕方がないけど、見かけは内面を現すと実感しました。毎日走り回り自分の外見を省みることは殆んどなく、髪を振り乱して息せきっている私です。でもせめて最低限の身嗜みは整えなければ!これじゃぁいけない、周りに不快感を与えてはいけないと心から反省しています。
vessel * - * 17:05 * comments(0) * trackbacks(0) * pookmark

可愛がられ力

 高齢化社会に向かい、老後に何をどう備えておくべきなのか社会の急激な変化に不安がいつも頭の片隅にあります。でも、あまりに漠然としすぎていて、もうすぐそこまで来ているのに手が付けられずにいます。
 時折おいでになるお話好きのお客様にいきなり「可愛がられ力って知ってる?」と尋ねられました。「?」意味がよく分からずに首を傾げると「年を取ったり障害を持ったり他の人のお世話にならなければなくなった時一番必要なのは、相手に可愛いって思ってもらう力なんだよ。これが無いと寂しいことになるからね」と教えていただきました。
 確かに思うように行動が出来なくなると気難しくなってしまいがちです。言動に愛嬌があると接し易くなるのは間違いのないことです。元々のキャラクターもありますがどんな時も素直に相手を受け入れられれば「摩擦は少なくなるだろうな」とは思います。
 でも、しかしそれを聞いて思いは複雑です。何故なら最近私は周りからやたらに「可愛い」と言われ続けているからです。大真面目に精一杯行動してるのに茶化されたりからかわれたりはぐらかされたり不本意なことが多々あり、真剣に悩んでいます。あまりのことに「何故?何故?」と聞いてもその考え方が面白いとかリアクションが普通じゃないとか散々な言われよう、そして必ず最後に「可愛いね」と言う言葉が付いてきます。勿論ビジュアルでないこと位は理解してます。けどいい年をしたオバチャンを捕まえてその言葉はないでしょうと悔しくて地団駄を踏んでいます。するとその様子が面白いとまたあの言葉に繋がります。へこんでいたら「別にさぁ、貶されてるんじゃなくて褒められてるんだから素直に喜んだら!その年でそんなことをいわれる人はそういないよ」というトドメをさされました。
 「可愛がられ力」と言う言葉を教えてくださったお客様にそのことを言うと「よかったね。もう準備が出来てるんだから。なかなか難しいことなんだよ。」との返事で更にへこみました。「どうせなら気持ちじゃなくてお腹がへこめばいいのに」と呟いてももう誰にも構ってもらえません。
 何だかスッキリせず、でも午後の時間を慌しくしていたら絵画教室の帰りの幼稚園児アオイちゃんがやってきました。彼女にもお仲間と思われている私、気分転換にと少し遊んであげたら「ありがとー!オネエチャン!」だって!気持ちの建て直しどころか幼稚園児にまでからかわれている自分があまりにも情けなく撃沈です。悲しい
vessel * - * 22:29 * comments(0) * trackbacks(0) * pookmark

差別化

 耳の不自由な銀座のホステスさんが「筆談ホステス」として人気を博していて本まで出版されたそうです。
 綺麗な文字で筆談をするとより親密に感じられるとかで引っ張りだことのことですが、それまでの努力を思うと頭が下がります。どんなことでもトップになることは生易しいことではありません。ハンディキャップがあれば尚更大変だったと思います。成功すれば話題になりいろいろな方法で紹介され、却って障害があったからなんて妬まれたりしかねません。
 普通に仕事を得ることも難しいのに、美しさや話題の豊富さを求められる仕事で、飛び込むこともどんなに勇気が要ったでしょう、競争に勝ち抜くための勉強も並大抵ではないことは想像に難くありません。そして何よりすごいと思うのは、自分のことだけでなく将来同じ立場の人の働く場所を作りたいという夢を持っているとのこと、それも言葉だけでなく着々と準備を進めているとの事には言葉もありません。
 出来ない理由でなくどうしたらやれるかと突き進んでいく前向きな姿勢に圧倒され、差別化していこうとするパワーに感嘆しきりです。
vessel * - * 23:39 * comments(0) * trackbacks(0) * pookmark

時節柄

 相変わらず毎日届く迷惑メールの山。受信しないようにも出来るけど仕事柄、タイトルだけはチェックしないと不安なのでフォルダに振り分けています。
 以前はアダルト系ばかりでしたがここ数ヶ月、投資や攻略系、モニターやら補助金の受け取り方などお金に関するものが大半を占めるようになりました。不況の影響はこんなところにも現れるんだと感心しています。振り込め詐欺も進化して油断大敵、以前は「新手の詐欺商法なんかには絶対に引っ掛からないぞ」と思っていましたが日々の進化に侮れないかもしれないと不安を覚えるようになりました。
 知識のある方なら兎も角、私ごときが投資などで不労所得が得られる筈がないと余計な話は端からシャットアウト。これが最大の自衛手段です。
 電話セールスも迷惑千万、「お金を貸します」には「借りるくらいなら仕事を止めたほうがいい」。「投資しませんか」には「そんなに儲かるのなら儲けを独り占めにしたら」。(尤も元手は逆さまにして振っても何も出てこないけど)なんて思っています。今一番多いのは某携帯会社、建物の外壁のせいか繋がり難いので今のものを換えるつもりはありませんが「代理店」と名のる会社から入れ替わり立ち代りで煩くてしょうがない。こんなに回数が多いのは何か裏があるのかもと邪推してしまいます。
 知恵のない者は棚ボタを期待せずに地道に働くしかないと言い聞かせ、騙されて困ったことにならないよう自戒しています。
vessel * - * 22:31 * comments(0) * trackbacks(0) * pookmark

風穴

ここ数日、与党が揺らいでいます。ずっと前から揺れていましたが完全に方向を見失っているように見えます。
55年体制がずっと続き、ほんの僅かお休みしただけでこれから先も決して変わることはないとタカを括っていた結果です。カリスマ性のあるリーダーが居なくなり、若手の後見人になるべき先の読める長老が居なくなり、ないない尽くしの上、ひ弱な二世三世が中途半端に仕事を投げ出し収縮のつかない状態になっています。
 先日党幹部が流れを変えようとして却って失策をおかしてしまい、混乱の極みです。
 閣僚だけでなく官僚にも同じことが起こっています。補助金を握っている国に逆らうことはないだろうと地方を甘く見すぎて対応に大わらわしているように見えます。
動くことはないだろうと想われていた体制の変化は旧態依然としたシステムを排除した外部の人達が開けた風穴から始まったように見えます。全てのことは時代に沿って変わらなければ残ることは難しくなります。中にいると見えないことでもおかしいと感じる感覚を持った外部の人の意見を聞くことが出来る柔軟性が必要だと遠くからドタバタ劇を見ながら思っています。
vessel * - * 23:05 * comments(0) * trackbacks(0) * pookmark
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